エディトリアル
頭の上を歩いているんだ!
選挙が終わり、新国民議会が発足したこと、そしてマイクロソフトが停電したことである。これは何か関係があるのだろうか?
マイクロソフトの障害(正確にはCrowstrike)から始めよう。この障害は世界的なもので、航空会社、小売チェーン、テレビ局、その他多くのセクターに影響を及ぼした。この事件に象徴される根本的な問題とは何か?デジタル領域における寡占(GAFAM)への依存である。これは、マーケティング・メッセージに反して、我々をより強くも、より強くもしない!この事件はあからさまに示しているが、誰もがすぐに忘れてしまうだろう。システムを利用する大多数であるということは、障害(バグ)や悪意ある行為が経済に大きな影響を与えるということだ。
これが国会議員選挙とどう関係があるのだろうか?討論会や番組の中で(まあ、本当にあったのだとすればの話だが)、私たちの経済の根幹となり、今後の発展がさらに私たちの経済に影響を与え、革命をもたらすであろうデジタル技術(AI、量子コンピューターなど)に関心を示した政党があっただろうか?もちろん、答えはノーだろう。しかし、これらは私たちの将来にとって極めて重要な問題である。AIの到来に伴い、私たちはトレーニングと私たちの関係をどうとらえるべきか?私たちは仕事(AI、ロボット工学、ビデオなど)との関係をどうとらえるべきか?年金をめぐる争いは、こうした革命の到来を前にして時代遅れになりつつあるのではないだろうか?というのも、使用されているツールの大半はアメリカ文化に基づくもので、ヨーロッパ文化に近いように見えて、実際にはかけ離れているからだ…。
デジタル技術はデータがすべてであり、政治家が単に無能なだけなのか、それともアメリカの利益に隷属し、アメリカの治外法権の矢面に立たされ、アメリカがわれわれに対して仕掛けている経済戦争でわれわれの利益に反する使い方をさせられているのか、私にはわからない……。。これらのテーマについては何度も議論されているので詳しくは述べないが、このテーマに関する私の記事(www.effisyn-sds.com)を読み返してみてほしい。
根本的な問題、つまり部屋の中の象はほとんど触れられていない。しかし、産業主権が重要であることは何度でも繰り返す価値がある。 フランスで生産し、フランスで特許を取得することは、わが国の国富を増大させることを意味する。一方、単に外国のソリューションの売り手であったり、外国のソリューションを利用するサービス・プロバイダーであったりすることは、外国の経済プレイヤーを富ませ、関係国の国民の富を増大させるだけであり、同じ意味において、わが国を貧困化させ続けるだけである。
政治家たちによって演出されている現在のサーカスを考えると、それはおそらく私たち自身の矛盾の反映以外の何ものでもないだろう。より正確には、同じレシピを何度も何度も使うことで違う結果が得られると信じているのだろう。